わたしのジャニーズ遍歴①
初めてジャニーズに興味を持ったきっかけは小学生のときに出会ったNEWSの手越くんだった。その時は(今もよくあることだけど)本人じゃなくてドラマの役柄が好きだったんだなって後から思う。でもしばらくの間は音楽番組たくさん見てたしさくらガールめっちゃ聴いてたけども。
次に好きになったのがJUMPの山田くんだった。中1のときMステで当時新曲だったOVERを披露するJUMPを見て、翌日なにを思ったのかCDを買った。今でもあの時JUMPのCDを買ったのかわからないけれどすべてはあの瞬間から始まったのだった。
そもそも最初は恥ずかしながらJUMPのメンバーは山田くんと知念くんくらいしか知らなかった。1番かっこよかったから山田くんを好きになった。とにかくかっこよかった。自分なりに今までの曲を聴き漁ったり、ヤンヤンJUMP(懐かしすぎ)とスクール革命(今でも見てる)を毎週見るようにもした。
当時放送していた『美男ですね』を八乙女くんが出てるから見ようと思って母親と一緒に見ているうち、母親がキスマイにハマった。そしてある日こう言った。「キスマイのデビューコンサートのチケット取ったから行こう」と。
え?まじ?そのキスマイのコンサート東京ドームだけど、隣のTDCHでジャンプがサマリーやってるんですけど。
行くならJUMPのサマリーに行きたい。どうして世界はこんなにも残酷なの。
まあ行ったよね。最初は本当にふてくされてて、つまらなそうにキスマイフラッグを振っていたけど(隣の玉森担の女の子には申し訳なかった)、FIREBEATあたりからは少し楽しくなってきて、やっぱりジャニーズはすごいな〜と、そこそこ初ジャニーズのコンサートを満喫していた。
事件は突然訪れる。キスマイの誰かが言った。
「今日はゲストが来てくれました〜!Hey!Say!JUMP!」
!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
メインステージに上がってくる数人の影。奇跡って、本当にあるんだ。
JUMPが来た。東京ドームに。少し前にTDCHでサマリーの公演を終えたJUMPが。今まさにわたしの前に。来た。泣き崩れるわたし。JUMP。
花道に残るJUMPと巨大ななにかに乗って外周を回るキスマイ。左に行くキスマイを乗せた何かを無視して(隣の玉森担の女の子とはめっちゃぶつかった。申し訳なかった)、わたしは一番近くにいた裕翔くんにペンライトを振り続けた。
裕翔くん、ずーっと上に座ってるわたしにぴょんぴょん跳ねながら大きく手振ってくれた。誰も信じてくれないけどまじだから。彼はファンサマシーンって言われてたしね。キスマイがすぐそこにいるのに反対側向いてJUMP見てたのなんてわたしくらいしかいなかったもん。あの瞬間が人生のピークだった。
そんなこんなでキスマイのデビューコンサートはJUMPと初めましてできた最高の思い出になった。翌日は声が出なかった。
(続く)